仕事内容を季節ごとに紹介します

1年を通していちご栽培には色んな作業があります。
具体的にどんな仕事をしているのか、少しでもイメージしていただけるようご紹介します。
できるだけありのままに書いてみました。

何かご不明点がありましたら、お問い合わせフォームからお聞きください。

いちごの定植苗がビニールハウスに運ばれてきました。

9月 苗の仕上げ~定植

夏の終わりから秋の初め、この頃はいちご農家にとって1年のうち一番大きなイベントとも言える定植作業があります。
ここではこの定植作業を1年のスタートとして捉えてお話していきます。

育苗用のハウスで育てたいちごの苗たちを収穫用のハウスに1本1本植え替えます。
作業量が多いので、数日かけて行います。

他に、この時期は台風が沢山出来るので台風にも備えます。

▼9月の主な作業
・葉かき(余分な葉を取る)、ランナー(つる)とり
・苗の切り離し(苗を1本1本独立させる作業)
・定植準備(培土の耕耘、肥料撒き)
・定植
・台風対策

元気に育ついちごの苗

10月~11月 冬に備える

秋はいちごの花が咲き始めて、ミツバチがハウス内を飛び回ります。
日差しも暖かく平和な時期です。
育苗時の片付けや株のお手入れをしつつ、寒くなってきた頃にはハウス内や株元が暖かくなるように冬支度をします。

▼10月~11月の主な作業
・育苗用ハウスの後片付け(清掃・消毒)
・株への追肥
・ハウス内の冬支度(内張りの設置、株へのマルチング)
・株のお手入れ(葉かき・ランナーとり・脇芽とり)
・来作の親苗準備
・害虫の天敵導入(IPM防除)

いちごの実

12月~1月下旬 収穫スタート

冬の初め、いよいよいちごの収穫シーズンが始まります。
大きく膨らみ始めた果実はゆっくりと緑色から白色へ、そして一気に赤色になっていきます(体感です)。
ここからの仕事は収穫、パック詰め、株のお手入れが中心となります。

▼12月~1月下旬の主な作業
・収穫
・パック詰め
・出荷
・株のお手入れ
・摘花(花数を減らして実への栄養を充実させる、次の花を丈夫にする)

いちごがずらり並ぶ写真

2月~6月下旬 収穫期最盛

冬の終わりから春の初め、だんだん気温が上がり、おひさまの光も強くなってきます。
春はまさにいちごのシーズン最盛期です。
来作の親苗の管理作業もこの頃から始まります。

▼2月~6月下旬の主な作業
・収穫
・パック詰め
・出荷
・株のお手入れ
・摘花
・親株定植
・次期作育苗準備

いちごの苗床の写真

6月下旬~9月上旬

夏の初め、収穫用ハウス内でのいちごの栽培はおしまいです。
いちごは1シーズン収穫したら株を取り去って、月のシーズンでまた新しく植え替える必要があります。
ここからは収穫が終わったハウス内の片付けと、次に植えるいちごの苗を育てる作業を行います。
片付けについては、いちごの株を除去して培土を耕耘し、プランターに透明マルチをかけて太陽熱による土壌消毒をします。
育苗は、育苗用ハウスで作業をします。
ここでいちごの親株から生えてくるランナー(つる)をポットにさして、苗を増やしていきます。

この期は比較的ゆっくりできるので、スタッフの皆様には夏休みをしっかりとっていただいてます。
台風がきたら対応しなければならないので、怖い時期でもあります。

▼6月下旬~9月上旬の主な作業
・収穫用ハウス片付け
・陽熱消毒
・ハウス内掃除
・調整場大掃除
・苗のお手入れ
・草刈り

以上、大雑把にですが1年間の作業の流れを書き出してみました。
仕事についてご不明な事、気になる事がありましたら是非お問い合わせください。
見学希望のご連絡も歓迎です。

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